天然醸造のラベル表示を変更します

天然醸造こいくち醤油、天然醸造うすくち生醤油は、国内産大豆と国内産小麦を使い、木桶で発酵熟成させており、味と香りのバランスが良く、幅広くお使いいただける醤油です。

醤油を醸造する上で、優良な大豆や小麦を選ぶことは最も重要な要素の一つです。大豆や小麦は、台風、長雨、低温障害などによって作柄が大きく影響されますので、複数の品種や産地のものを採用する必要があると考えています。現在使用中の大豆は、九州産の「フクユタカ」と北陸産「エンレイ」で、小麦は北海道産の「ハルユタカ」、「春よ恋」、「ホクシン」、「キタノカオリ」と香川県産「さぬきの夢２０００」です。

これまで、天然醸造こいくち醤油と天然醸造うすくち生醤油では、使用している大豆と小麦の品種名や産地名をラベルに記載してまいりました。しかし、醤油業界の取り決めにより、「このような大豆、小麦の中から適宜に使用しています」、というような意味で品種名、産地名を表示することができなくなりました。

弊社には杉桶（１本で３６００リットルの醤油ができます）が１２８本あります。それぞれの木桶に入っている諸味は、仕込み始めの日や原材料の品種、産地がさまざまです。天然醸造醤油は１年から２年の年月をかけて醸造したものの中の数本の木桶のものを選んで調合することにより、製品に仕上げています。

これまでは、品種名や産地名を記載させていただいておりましたが、平成２２年４月より、随時、表示を「国内産大豆」、「国内産小麦」とさせていただきます。今後は、品種、産地などの情報をホームページで提供させていただきたいと存じます。何卒よろしくお願い申し上げます。