平成23年11月~平成24年3月に使った大豆と小麦
平成23年11月から平成24年3月までに仕込みに使った大豆と小麦を紹介します。これらの大豆と小麦を使った醤油やだしが製品になるのは平成24年11月からです。
大豆は写真の左から
平成23年山口県産サチユタカ、平成23年富山県エンレイ産、平成22年富山県産エンレイ、平成22年佐賀県産フクユタカ。
小麦は左から
平成23年佐賀県産ニシノカオリ、平成23年福岡県産ミナミノカオリ、平成23年北海道産ハルユタカ、平成23年北海道産ハルキラリ、平成23年北海道産春よ恋。
その他に、写真はありませんが、前年の仕込みに使用したものの持ち越し分として、平成22年佐賀県産ニシノカオリ、平成22年北海道産春よ恋を使用しました。
大豆は、北陸産エンレイ、中国地方産サチユタカ、九州産フクユタカという高たんぱく品種を使用してきました。今年は原発事故の影響から、事故以前(平成22年産)のもの、九州産、中国地方産のものが人気化した影響をうけ、いつもの年なら使用しない当年産(平成23年産)を使用しました。
西の産地のものは品薄でしたが、継続した契約売買のため、必要数量は確保できました。平成16年まではフクユタカを100%使用してきましたが、平成17年からエンレイを再開し、平成22年からサチユタカを加えた3種類の態勢にしています。いずれも品質は高く、今度もこれらの使用を続けていく予定です。
小麦は、平成22年に入札が行なわれたものを使用するため、原発事故とは関係なく仕入れることができました。北海道産春まき小麦(春よ恋、ハルユタカ、ハルキラリ)は作況が少し回復したこともあり、昨年より割り当てが多くなりました。佐賀県産は不作で、予定より割り当てが少なくなりました。福岡県産は予定通りに仕入れることができました。
北海道産の春まき小麦を3種類購入しましたが、今年はたんぱく質が低く、九州産と変わらないものもありました。とはいえ、国内産で硬質小麦を確保するためには北海道産は欠かせず、やむを得ないところです。
平成24年産の小麦の入札、播種前契約で、九州産のものは確保できており、天候次第ではありますが、原発事故の影響はなしで行けそうです。
正金醤油株式会社
香川県小豆郡小豆島町馬木甲230
Tel 0879-82-0625
Fax 0879-82-5388
平成24年3月17日